警告

現在、このドキュメントは古いバージョンをご覧いただいています。 最新の情報をご希望の場合は、下記をご参照してください 5.1 .

部品の種類を切り替える

オプション①

multi_part_quantity パラメータは、 EYE+ にある特定の1個、または、複数の部品( a または b )を探すように指示します。そのため、 EYE+ が画像を取得する度に、少なくとも <n> 個の画面上の特定の部品を探すことになります。もしそれらの部品が見つからない場合は、座標値は送信されず、 <n> 個の部品が見つかるまで振動して新しい画像を取得します。

このパラメータは、コマンド get_part および prepare_part の動作に影響を与えます。

次のシナリオでは、 a タイプの部品を取得し、次に b タイプの部品を取得する、というように、常に交互に部品を取得する方法を説明します。

../../../../_images/multi_part_quantity_alternating.png

図 221 交互に部品のタイプを交替する自動運転の手順

  1. [set_parameter multi_part_quantity a 1] multi_part_quantity パラメータで a を1に設定します。

  2. [set_parameter multi_part_quantity b 0] multi_part_quantity パラメータで b を1に設定します。

  3. [get_part] get_part コマンドを呼び出し、Asycube を振動させて画像を取得するか、部品 a 1個の座標値を直接送信します。 a の1個以上の部品が見つけ、要求を満足するまでは、Asycube の振動や画像解析は終了しません。 multi_part_quantityb の個数が0に設定されているため、ここでは b 部品の座標値は応答されません。

  4. [Pick & place part a] a タイプの部品(ワーク)をピック & プレースします。

  5. [set_parameter multi_part_quantity a 0] multi_part_quantity パラメータで 、 a を0に設定します。

  6. [set_parameter multi_part_quantity b 1] multi_part_quantity パラメータで、 b を 1 に設定します。

  7. [get_part] get_part コマンドを呼び出し、Asycube を振動させて画像を取得するか、部品 b の座標値を1個、直接送信します。1個以上の部品 b が見つかり、要求を満足するまでは、Asycube の振動や画像解析は終了しません。 multi_part_quantitya が0にセットされているため、 a の座標値は応答されません。

  8. [Pick & place part b] b 部品(ワーク)をピック & プレースします。

  9. 手順1からやり直します。 EYE+ が stop production コマンドを受信するとサイクルが停止します。

オプション②

このオプション②は、オプション①と同等の方法ではありませんが、同様の結果を得ることができます。部品 a と部品 b を交互に要求するのではなく、今回は ab の両方を同時に要求できます。ここでは、システムが get_part が一回の応答ので両方の部品をリターンできます。その為、同時に、両タイプの部品を少なくとも1個ピック可能でなければなりません。

例えばこのオプションは、ロボットが2つのグリッパーを持っていて、操作を続けるためには ab の両方をピックしなければならない場合に便利です。

ab の両方が同時にピッキング可能であることを要求すると、フィードシーケンスの後に get_part を満たすことができる確率が下がり、サイクルタイムが長くなります。

../../../../_images/multi_part_quantity_together.png

図 222 ab の部品を常に1個ずつ取る自動運転の手順

  1. [set_parameter multi_part_quantity a 1] multi_part_quantity パラメータで a を1に設定します。

  2. [set_parameter multi_part_quantity b 1] multi_part_quantity パラメータで、 b を 1 に設定します。

  3. [get_part] get_part コマンドを呼び出し、Asycube を振動させて画像を取得するか、 ab の1個ずつの部品の座標値を直接送信します。両方の部品が1個以上見つかり、要求を満足するまでは、Asycube の振動や画像解析は終了しません。

  4. [Pick & place part a & b] ab の部品(ワーク)をピック & プレースします。

  5. 手順1からやり直します。 EYE+ が stop production コマンドを受信するとサイクルが停止します。