警告

あなたはこのドキュメントの古いバージョンを読んでいます。 最新の情報を知りたい場合は、以下を参照してください 5.0 .

部品の種類を切り替える

最初のオプション

multi_part_quantity パラメータは EYE+ に特定の1個、または、複数の部品( a または b )を探すように指示するために使われます。これは、EYE+ が画像を取得する度に、画像上の特定の少なくとも <n> 個の部品を探すことを意味します。もしそれらの部品が見つからなければ、座標値は送信されず、 <n> 個の部品が見つかるまで振動して新しい画像を取得します。

このパラメータは、コマンド get_part および prepare_part の動作に影響を与えます。

次のシナリオでは、 a タイプの部品を取得し、次に b タイプの部品を取得する、というように、常に交互に部品を取得する方法を説明します。

../../../../_images/multi_part_quantity_alternating.png

図 212 交互に部品のタイプを交替する自動運転のシナリオ

  1. [set_parameter multi_part_quantity a 1]: パラメータ multi_part_quantitya を1に設定します。

  2. [set_parameter multi_part_quantity b 0]: パラメータ multi_part_quantityb を1に設定します。

  3. [get_part]: コマンド get_part を呼び出し、Asycubeを振動させて画像を取得するか、部品 a 1個の座標値を直接送信します。 a の1個以上の部品が見つけ、要求を満足するまでは、Asycubeの振動や画像解析は終了しません。 multi_part_quantityb の個数が0に設定されているため、ここでは b 部品の座標は応答されません。

  4. [Pick & place part a]: a タイプの部品をピックアンドプレースします。

  5. [set_parameter multi_part_quantity a 0]: パラメータ multi_part_quantitya を0に設定します。

  6. [set_parameter multi_part_quantity b 1]: パラメータ multi_part_quantityb を 1 に設定します。

  7. [get_part]: コマンド get_part を呼び出し、Asycubeを振動させて画像を取得するか、部品 b の座標値を1個、直接送信します。1個以上の部品 b が見つかり、要求を満足するまでは、Asycubeの振動や画像解析は終了しません。 multi_part_quantitya が0にセットされているため、 a の座標は応答されません。

  8. [Pick & place part b]: b 部品をピックアンドプレースします。

  9. 手順1からやり直します。EYE+ がコマンド stop production を受信するとサイクルが停止します。

2番めのオプション

次のシナリオは、厳密に言えば、上述の最初のオプションと同等ではありませんが、同様の結果を得るために使用することができます。部品 a と部品 b を交互に要求するのではなく、今回は ab の両方を同時に要求します。ここで、システムが get_part が同じ応答の中で両方の部品を返すようにします。つまり、両方のタイプの少なくとも1個ずつのパーツが同時にピック可能でなければなりません。

これは、例えばロボットが2つのグリッパーを持っていて、操作を続けるためには ab の両方をピックしなければならない場合に便利です。

ab の両方が同時にピッキング可能であることを要求すると、フィードシーケンスの後に get_part を満たすことができる確率が下がり、サイクルタイムが長くなります。

../../../../_images/multi_part_quantity_together.png

図 213 ab の部品を常に1個ずつ取る自動運転のシナリオ

  1. [set_parameter multi_part_quantity a 1]: パラメータ multi_part_quantitya を1に設定します。

  2. [set_parameter multi_part_quantity b 1]: パラメータ multi_part_quantityb を 1 に設定します。

  3. [get_part]: コマンド get_part を呼び出し、Asycubeを振動させて画像を取得するか、 ab の1個ずつの部品の座標値を直接送信します。両方の部品が1個以上見つかり、要求を満足するまでは、Asycubeの振動や画像解析は終了しません。

  4. [Pick & place part a & b]: ab の部品をピックアンドプレースします。

  5. 手順1からやり直します。EYE+ がコマンド stop production を受信するとサイクルが停止します。