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EYE+ 状態

EYE+ の内部動作は7つに分かれています。

EYE+ は動作中にどれか一つの状態になります。ある状態から別の状態に切り替えるには、まず 現在の状態を(準備完に戻すため) ストップ し、次に新しい状態を開始します。

レシピ編集カメラ設定ハンドアイキャリブレーションシステムアップグレード の状態は TCP/IP コマンドでは起動できず、EYE+ Studio のウィザードで起動します。

../_images/eye_state_machine.png

図 173 EYE+ ステートマシーン

エラー

これは、まだ 準備完 ではないときの EYE+ の状態です。EYE+ は、必要なデバイスすべて(例:カメラ、Asycube)が接続されると、システム移行 状態に切り替わります。この状態で EYE+ Studio が可能な操作は、システムのアップグレードまたはバックアップのみです。

システム移行(System Migration)

これは、新しいバージョンがインストールされたときに始まる EYE+ の状態です。レシピや設定を移行することができます。システム移行のステップには数分かかることがあります。EYE+ は、移行が完了すると 準備完 状態に切り替わり、問題が発生すると エラー 状態に戻ります。

準備完(Ready)

準備完 状態は、EYE+ の初期状態または停止状態です。アクティブな状態( 図 173 の青い色の状態)の一つが始まるのを待つか、 システムアップグレード が起動するのを待ちます。

レシピ編集(Recipe edition)

これは、EYE+ Studio でレシピを作成/修正する時の EYE+ の状態です。停止すると、状態は 準備完 に戻ります。

自動運転(Production)

これは最もアクティブな状態です。この状態から、EYE+ は、PLCやロボット(Robot ポートに接続されている必要があります)からの要求を待ちます。EYE+ はホッパー、カメラ、Asycubeを管理して、次に部品をピックするための座標をすばやく提供することができます。この状態は、レシピの性能、カメラの設定、ハンドアイキャリブレーションに直接影響されます。

停止すると、状態は 準備完 に戻ります。

カメラの設定(Camera configuration)

EYE+ Studio でカメラの設定を行う時の EYE+ のアクティブな状態です。停止すると 準備完 に戻ります。

ハンドアイキャリブレーション(Hand-eye calibration)

EYE+ Studio でハンドアイキャリブレーションを行う時の EYE+ のアクティブな状態です。停止すると 準備完 に戻ります。

システムアップグレード

これは、EYE+ Studio でシステムアップグレードを実行する時の EYE+ のアクティブな状態です。システムのアップグレードが完了すると、EYE+ は再起動して エラー になり、準備完 に戻ります。