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これは、古いバージョンのドキュメントです。 最新の情報をご覧になりたい場合は、次をご覧ください。 5.2 .部品の種類を切り替える
オプション①
multi_part_quantity パラメータは、 EYE+ にある特定の1個、または、複数の部品( a または b )を探すように指示します。そのため、 EYE+ が画像を取得する度に、少なくとも <n> 個の画面上の特定の部品を探すことになります。もしそれらの部品が見つからない場合は、座標値は送信されず、 <n> 個の部品が見つかるまで振動して新しい画像を取得します。
このパラメータは、コマンド get_part および prepare_part の動作に影響を与えます。
次のシナリオでは、 a タイプの部品を取得し、次に b タイプの部品を取得する、というように、常に交互に部品を取得する方法について説明します。
図 253 交互に部品のタイプを交替する自動運転の手順
[set_parameter multi_part_quantity a 1] multi_part_quantity パラメータで
aを1に設定します。[set_parameter multi_part_quantity b 0] multi_part_quantity パラメータで
bを1に設定します。[get_part] get_part コマンドを呼び出し、アジキューブを振動させて画像を取得するか、部品
a1個の座標値を直接送信します。aの1個以上の部品が見つけ、要求を満足するまでは、アジキューブの振動や画像解析は終了しません。multi_part_quantity でbの個数が0に設定されているため、ここではb部品の座標値は応答されません。[Pick & place part a]
aタイプの部品(ワーク)をピック & プレースします。[set_parameter multi_part_quantity a 0] multi_part_quantity パラメータで 、
aを0に設定します。[set_parameter multi_part_quantity b 1] multi_part_quantity パラメータで、
bを 1 に設定します。[get_part] get_part コマンドを呼び出し、アジキューブを振動させて画像を取得するか、部品
bの座標値を1個、直接送信します。1個以上の部品bが見つかり、要求を満足するまでは、アジキューブの振動や画像解析は終了しません。 multi_part_quantity でaが0にセットされているため、aの座標値は応答されません。[Pick & place part b]
b部品(ワーク)をピック & プレースします。手順1からやり直します。 EYE+ が 自動運転を停止する コマンドを受信するとサイクルが停止します。
オプション②
このオプション②は、オプション①と同等の方法ではありませんが、同様の結果を得ることができます。部品 a と部品 b を交互に要求するのではなく、今回は a と b の両方を同時に要求できます。ここでは、システムが get_part が一回の応答ので両方の部品をリターンできます。その為、同時に、両タイプの部品を少なくとも1個ピック可能でなければなりません。
例えばこのオプションは、ロボットが2つのグリッパーを持っていて、操作を続けるためには a と b の両方をピックしなければならない場合に便利です。
a と b の両方が同時にピッキング可能であることを要求すると、フィードシーケンスの後に get_part を満たすことができる確率が下がり、サイクルタイムが長くなります。
図 254 a と b の部品を常に1個ずつ取る自動運転の手順
[set_parameter multi_part_quantity a 1] multi_part_quantity パラメータで
aを1に設定します。[set_parameter multi_part_quantity b 1] multi_part_quantity パラメータで、
bを 1 に設定します。[get_part] get_part コマンドを呼び出し、アジキューブを振動させて画像を取得するか、
aとbの1個ずつの部品の座標値を直接送信します。両方の部品が1個以上見つかり、要求を満足するまでは、アジキューブの振動や画像解析は終了しません。[Pick & place part a & b]
aとbの部品(ワーク)をピック & プレースします。手順1からやり直します。 EYE+ が 自動運転を停止する コマンドを受信するとサイクルが停止します。