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7.1 プラットフォームのチューニング

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図 121 Asycubeの設定 - プラットフォーム振動の調整

Asycubeの型式によって、5種類または7種類の振動を正しく設定する必要があります。

  • Asycube全機種に対して: 5つの標準の振動:left 、右 right 、後 backward 、 前 forward

    フリップ flip

  • Asycube 240,380,530向け:追加の2つのセンタリング振動: クロスセンタリング cross_centering

    長軸センタリング long_centering

ヒント

すでに似たような部品で振動パラメータを調整している場合は、 振動条件のインポート を使って、完成した別のレシピから振動パラメータをコピーすることができます。

振幅、周波数、持続時間の調整

各々の振動は、対応する振動アイコンをクリックし、ウィンドウの右側に表示されているパラメータを変更することにより調整します。

1.振幅と周波数

それぞれの振動に対して、最適な振幅と周波数を定義します。調整をテストするには、 テスト振動 ボタンをクリックします。また、連続モードの 連続する振動テスト を使えば、選択された振動を実行している間に、振幅や周波数を調整することができます。調整が終わったら、 停止 ボタンで振動を停止します。

  • フリップ振動: Asycube上で部品の向きを反転させることができる振幅と周波数に調整します。振幅を大きくすると、部品が高く跳ねるようになります。

  • 他のすべての振動: 最適な振幅と周波数により、部品が高速かつスムーズに移動します。

ヒント

プラットフォームの振動では、フリップクロス 、および 長軸 センタリング を除くすべての振動では、通常周波数を同じにします。プラットフォーム上で部品の移動に適した周波数が見つかると、通常、その周波数は他の方向の移動に対しても適した周波数です。

ヒント

すべてのAsycubeには、調整の出発点となるデフォルトのパラメータのセットが保存されています。最初にデフォルトの振幅と周波数を試し、その結果に応じてパラメータを調整してください。

高エネルギーモード: Asycube 50または80では、高エネルギーモードを使用して、各振動の垂直方向の振幅を大きくすることができます。このモードは、特に穴がある構造化プレート上で部品を動かしたり、大きな部品を反転させたりする場合に有効です

2.持続時間

部品の動きが十分な最適な振幅と周波数を設定した後に、部品がAsycubeの一方の端から他方の端まで移動するための時間を設定します。

  • 標準的な振動の場合(フリップを除く): プレート上の一方の端に部品を置き、以下の方法で振動を開始します

    テスト振動 をクリックします。部品がAsycubeの反対側の端に到達する時にAsycubeの振動が終了するようにします。到達しない場合は、到達するまで持続時間を調整してください。

  • センタリング振動に対して: センターラインをはさんで両側に部品の半分ずつを置き、振動を開始します

    テスト振動 をクリックします。部品がAsycubeの中央に到達する時に振動が終了するように、持続時間を調整します。

重要

スマートセンタリング: 各方向の振動に対して適切な振動時間を設定することが重要です。このパラメータは、自動運転中に部品が互いに離れるようにする際の参考になります(振動シーケンスの「スマートセンタリング動作」を参照してください)

デフォルトの振動条件を復元したい場合は、 デフォルトの振動に戻す をクリックしてください。

振動方向の調整

部品が完全には希望の方向に移動しない場合は、サイドに表示されるスライダーで移動誤差を補正することができます。

  1. 補正なしで振動をスタートし、部品の移動方向を観察します。

  2. 移動方向が想定通りでない場合は、スライダーを動かしてオフセットを加えます。例えば、想定する動作方向が前方向で、移動の最後に部品が左にずれた場合、正確な前方向移動を得るためには、右にオフセットを加えます( 図 122 の左側の図を参照してください)。

  3. 補正が期待した結果になったかどうかを確認するために、再度振動させます。期待した方向になるまで、スライダーを調整してください。

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図 122 振動補正

重要

方向を適切に調整することで、自動運転時に部品が側面や隅に集まってしまうことを防ぐことができます。これらの方向を丁寧に調整することが重要です。