警告

現在、このドキュメントは古いバージョンをご覧いただいています。 最新の情報をご希望の場合は、下記をご参照してください 5.0 .

初めての部品ピック

ここまでで、システムの「取り付け」、「校正」、そして「設定」の説明がすでに完了しました。ここでは、システムのテストに使用するTCPターミナルと、標準自動運転のフローを紹介します。

TCPターミナル

ヘルプ から TCPターミナルへのアクセス をクリックします。次の画面( 図 11)が表示されます。

../_images/terminal.png

図 11 TCPターミナル

2つのターミナルは、TCP/IPソケットメッセージング(1つのターミナルにつき1つのソケット)を介して EYE+ Controller と通信します。

  • EYE+ Controller の状態が ready の状態であることを確認してください。 get_parameter <parameter> (<value>...) コマンド(ここでの <パラメータ>state です)を送信して、現在の状態を確認してください。この時、 200 ready の応答があります。

注釈

もし recipe editioncamera configurationhand-eye calibration 、 あるいはすでに production の状態である場合は、 EYE+ Studio 上で他のページが開いていないかを確認してください。もし開いている場合は、すべて保存して閉じてください。

標準自動運転のフロー

図 12 は、標準自動運転のフロー図です。

../_images/get_part.png

図 12 標準自動運転のフロー

  • get_recipe_list コマンドを送信します。 EYE+ Controller に保存されている既存のレシピのリストが表示されます。初めてのレシピ名とIDが表示されます。

  • start production<recipe_id> がレシピIDです)コマンドを送信して自動運転を開始します。これにより、 EYE+ は自動運転状態に切り替わります。

  • ロボットがカメラの視野に入っていないことを確認してください。

  • 少なくとも1個の部品がAsycube 上にある状態で、 get_part を送信します。次のようなメッセージが送られてきます。 200 x=0.12345 y=6.78910 rz=11.12 で、ここで200とは、うまく行ったことを示す応答であり、x、y、rz は検出されたロボット座標系の部品の座標です。

  • ロボットは受信した座標値まで動き、部品(ワーク)をピックします。

  • 一度ロボットが部品(ワーク)をピックした後で、次の部品をピックしたい場合は、単に get_part をもう一度送信します。

注釈

どのコマンドを実行しても 200 という応答が得られない場合は、 エラーコード をチェックして、問題の詳細やトラブルシュートの方法を確認してください。

注釈

stop <state> (ここでは <状態>production )を送ることで、システムを ready 状態に戻すことができます。

初めてのピック & プレース

これで、初めて EYE+ と通信するロボット/PLCプログラムを実行する準備が完了しました。

  • コマンド に記載しているすべてのコマンドを使用することができます。

  • 自動運転の手順 に、さまざまな自動運転シナリオが記載されています。