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これは、古いバージョンのドキュメントです。 最新の情報をご覧になりたい場合は、次をご覧ください。 5.2 .初めての部品ピック
ここまでで、システムの「取り付け」「キャリブレーション」そして「設定」の説明がすでに完了しました。ここでは、システムのテストに使用する TCP ターミナルと、標準自動運転のフローを紹介します。
TCPターミナル
TCP ターミナルは ページの 「リソース」エリア からアクセスできます。
「ヘルプ」ページからもアクセスできます。 をクリックし、 をクリックしてください。
次のページが( 図 18)が表示されます。
図 18 TCPターミナル
2つのターミナルは、TCP / IP ソケットメッセージング(1つのターミナルにつき1つのソケット)を介してコントローラと通信します。
コントローラは 準備完了 の状態でなければなリません。 get_parameter <parameter> (<value>...) を送信して現在の状態を確認してください( <parameter> が 状態 )。 200 ready と応答があるはずです。
注釈
もし レシピを作成中 、 カメラを設定中 、 ハンドアイキャリブレーション中 、 あるいはすでに 自動運転中 の状態である場合は、 EYE+ Studio 上で他のページが開いていないかを確認してください。もし開いている場合は、すべて保存して閉じてください。
標準自動運転のフロー
図 19 は、標準自動運転のフロー図です。
図 19 標準自動運転のフロー
get_recipe_list コマンドを送信します。コントローラに保存されている既存のレシピのリストが表示されます。初めてのレシピ名と ID が表示されます。
start production (
<recipe_id>がレシピIDです)コマンドを送信して自動運転を開始します。これにより、 EYE+ は自動運転状態に切り替わります。ロボットがカメラの視野に入っていないことを確認してください。
少なくとも1個のパーツがアジキューブ上にある状態で、 get_part を送信します。
200 x=0.12345 y=6.78910 rz=11.12のようなメッセージが送られてきます。ここで200とは、うまく行ったことを示す応答であり、x、y、rz は、検出されたロボット座標系のパーツの座標です。ロボットは受信した座標値まで動き、部品(ワーク)をピックします。
一度ロボットが部品(ワーク)をピックした後で、次の部品をピックしたい場合は、単に get_part をもう一度送信します。
注釈
どのコマンドを実行しても 200 という応答が得られない場合は、 エラーコード をチェックして、問題の詳細やトラブルシュートの方法を確認してください。
ヒント
stop <state> (ここでは <状態> は 自動運転中 )を送ることで、システムを 準備完了 状態に戻すことができます。
初めてのピック & プレース
これで、初めて EYE+ と通信するロボット/PLCプログラムを実行する準備が完了しました。